藤白 圭

これは一人の男の愛と希望の物語。 特殊な力を持つがゆえの葛藤や、悩み。 そして、人間関係の歪み。 そういったものを正すのは、やはり、自分ではなく、他人から受け入れられること。 人の存在意義とは他人から認められることであり、人から愛されることだとは、よく聞くが、この物語はその本質を貫いている。 素敵な、恋愛話だと思えば、運命とは時に楽しく、時に残酷であることも読者に刻み込む作者のドS根性は、この後の展開がわかっていても、ページをめくる手を止めさせない筆力にも現れていると思う。 人は愛を糧に頑張る。 人は愛を糧にし成長する。 後悔のない人はいない。 それをどのように乗り越え、どのようにして発展させていくのか。 愛だの恋だけではないけれど、愛というものが、どのようにて人の成長を刻むのかということを教えてくれる物語は、心にグッときました。 親の気持ちも。 愛するもの同士の心も。 まるで、その情景が目に見えるようで、本当に素敵でした。 映画として観てみたい。 そんな風に思える作品。 ありがとうございました。 また、脱稿お疲れ様でした。
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圭さん、嬉しいレビューをありがとうございます! どんな結果になるか分かっている上で話を進めていくのはなかなか勇気がいりました。 途中で何度もホラーにしてしまいたくなる衝動を我慢しながら書か終えることが出来たのは感無量です。 最後までありがとーございました!

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