三行から参加できる超・妄想コンテスト第92回「ぬくもり」/_ofcl_evt_outline?e=157947において佳作に選ばれた作品です。 玉鬘えな/_crea_u?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNtLry3F71xXwYaYxSBl5B7rdI1さんは古典とファンタジーが好きということですが、 このお話でも「雪女」が題材として用いられていました。 「雪女」も「浦島太郎」などと同じく、「インスタントに女が手に入る」話です。 「インスタントに女が手に入る」話は、約束を反故にしたのと同時に失う運命ですが、 この物語では、雪女との龍の関係はあまり描かれず、息子の視点で書かれている。 その上、雪女が現代の日本の生活に対応出来ないなど、時代錯誤物の話も含まれる。 ただし、この雪女も慈善事業で来ているわけではない。 「雪女は人の精気を奪って活力とする。愛する男の命は奪えないけど、邪魔なだけのコブは早々にこの私のカテにしてやるよ」  それにしても、何故「インスタントに女が手に入る」話は書き続けられるのだろう。 それは『現実には若い女性が手に入らない』ことの裏返しでもある。 筆者は『授業参観で自分の親が来なかった」』or『親が来なかった子供を慮った』 そちらの孤独な体験が小説を書かせていると考えると、温かいと云うよりむしろ冷たい。

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