馬来田熊

初めて人の作品にレビューを書かせていただきます。 不快でしたら削除しますのでご連絡ください。 さて、このマイホームという短編。 語り口が非常に軽妙で一気に読み進めてしまうのですが、 最後の異常性の高いオチに唐突感がないところに 作者の技量を感じさせられます。 おそらく意識的だとは思うのですが 主人公のマイホームに対する少年時代からの 強い思いや、妻をいたわりつつも頑として 引っ越すことに言及しないあたりなど 「そう来るかな」「来ないで欲しいな」 「ああ!来ちゃったか!」という ホラー短編で得られる一種の謎解きのような カタルシスに満ちた作品となっています。 短時間で満足感が得られる良作を どうもありがとうございました。
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