倉松辰里

三月も半ばを迎え、我が家のご近所ではミモザが五分咲きとなりました。 そんな春の彩りが鮮やかさを増す中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 さて本日は、新たな境地(?)としてファンタジー作品の連載のお知らせです。 江戸の街で、女巾着切りとして独り立ちをしたお吉でしたが、若干17で儚くこの世を去ります。 ところが、気付いてみたら見たこともない街に降り立っちゃいました。 そう、そこは現在の東京。もちろんお吉は、幽霊・・・。となったはずが、なんでか昼間だけ生身の人間に戻ってしまう。 未練なのか、タイミングを逃したのか、いずれにしても成仏を逃してしまった幽霊だって、いつかは成仏したくなる。 そんな成仏を目指す幽霊たちの奮闘を、同じ幽霊が、人が、そして妖《あやかし》までが助け、助けられる人情ファンタジーをお届けしたいと思います。 尚、今作の連載は、少々作者のプライベートが多忙時期のため、勝手ながら2日おきの更新とさせて頂きたいと思っております。 ご了承を頂けましたら幸いです。 桜の開花の足音も、徐々に近づいて参りましたこの季節。 お吉たちの繰り広げるファンタジーで、ひと時お楽しみ頂ければと思います。 倉松 辰里
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