毛玉

重厚な文章ですが、リズム感が良く読みやすかったです。 「桜の森の満開の下」然り、桜の凄絶な美しさは魔と通ずるものがあるのですね。 ラストシーンは「山月記」を思い出しましたが、あちらの醜さと人間臭さを感じる虎と対照的に、こちらの鬼からは美しさと崇高なまでの清らかさを感じました。 一夜の夢のような幻想的な短編でした。
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毛玉様 はじめまして。 この度はレビューありがとうございます! とても光栄です! 現実の世界でも、そろそろ桜の季節ですね。 都会の桜は満開期にはいつも人がいて活気がありますが、田舎の夜桜などは特にどこか魔的な美しさがあります。

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