芳野まもる

無垢な森の乙女だったアプリコットが、森の外の人間と交わることで堕落していくさまは、読んでいて切なかった。無垢は最上の美ですから、人間を惹きつけ、堕落せざるをえないのでしょう。「茨」は無垢を護っている砦だと読みました。いわゆる「七つの大罪」をアプリコットの経験から引き出していく手法は、あざやかで、完成度の高い作品だと思います。
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よしのさん、レビューありがとうございます。身にあまる評価をいただけて恐縮ですが、とても励みになりました! 無垢を護る砦、、うまく文章にできなかった部分を言葉にしていただけて、作者自身もハッとしました。 こちらのお話は、童話調ですし、内容的にも一般受けはしないだろうなと思っていましたが、気に入っている作品でしたので、こうして感想がいただけてとても嬉しいです。 読んでくださっただけではなく、感想まで、本当にありがとうございました。
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