エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
叶わない恋でもいいんです
みぐ
2019/3/25 13:50
リゾートウェディングでウェディングプランナーとして働く望。彼女は自分の少年にも見える中性的な容姿にコンプレックスを抱いていました。そんな望は先輩の志貴に片想いをしていましたが、自分の容姿が絶対に志貴には受け入れて貰えない『叶わない恋』と考えていました。 一方、望の幼馴染の美麗は同性の望に密かに恋心を抱き、これが『叶わな恋』と理解しながらも嫉妬心から望も自分も傷付けてしまいます。 志貴もまた若い頃、恋人の早希を兄の純也に奪われ『叶わない恋」を経験し、早希のその判断も末期癌の祖父の為の苦渋の選択であったので、志貴との愛を成就出来ない『叶わない恋』に長く悩んでいます。 多くの『叶わない恋』を抱えたキャラクターがこの物語の柱としてストーリーを牽引していきます。 そんな時、リゾートウェディングでは若手デザイナーとして有望視されていた猛にウェディングドレスをデザインしてもらいブライダルショーを企画します。一癖も二癖もある猛でしたが、そのデザインの腕は正に一流でした。 このブライダルショーでesprit libre『自由な精神』というタイトルのドレスを身に纏った望は志貴と一緒にショーに出演し“お似合い”のカップルとして賞賛されます。そして、魔法の様に男装に早変わりした望が可愛いウェディングドレスの美麗と素晴らしいカップルを演じる粋な演出も隠されていました。 エピローグで実現されるジパングストリートの素晴らしいアィデアと、世界での名前を知られる事になった志貴と隆のライバル関係。ジャパンストリートで実施されるファッションショーへの隆の参加の件も含め、盛り上がったストーリーを活かした感動的なラストシーンが展開されます。 『叶わない恋』と言う一人一人のキャラクターの内面を繊細に表現しながら、多くの伏線をストーリー内に散りばめ、そして感動的なラストへ一気に進んでいく展開は、小説家としてのマスカレードさんの才能を遺憾無く発揮した作品となっています。 読み始めたら、その魅力的なストーリに引き込まれ、一気読みしてしまう事、請け負いです。 素敵な作品をありがとうございます。次回作も楽しみにしています。
いいね
コメント
・3件
マスカレード
2019/3/25 18:09
みぐさん。素晴らしいレビューをありがとうございます。 私はあまりレビューをうまく書けないので、みぐさんにこんなに素晴らしく 書いて頂いて、読みながら感激してしまいました。 本当にありがとうございました。 ここを超えれば楽になるというシーンでも、なかなか筆が進まない時は、 みぐさんのぺコメで励まされ、なんとか超えることができました。 この作品の完成もみぐさんに支えてもらってできたものだと思います。 心からの感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 今回書いて思ったのは、やっぱりドキドキは大切だなってことです(笑) 伝えたいテーマはあるけれど、人の根底にある欲求を無視しては 読
いいね
コメント
・
2件
みぐ
2019/3/25 20:50
いえいえ、素晴らしい作品に対して、稚拙なレビューで申し訳ありません。なんとか応援になればよいのですが…
いいね
コメント
・
1件
もっと見る・1件
前へ
/
1ページ
1件
次へ
みぐ