文章を書く立場として、言葉は厳密に選ばなければならないし、正確に伝えなければならない。 主人公の感覚は当たり前のことに感じた。 わたしは主人公にひどく共感したが、逆側の感覚で生きる人間には、こちらを読んでも些細な感触しか手に取れないのかもしれない。 そう考えてしまうと遣る瀬無いが、こちらを読んで、はっ!としてほしい。 この短い作品の中にはコミュニケーションにおけるとても重要なことが埋め込まられている。 作品に埋め込まれたものを読み取って噛み砕いて、間違っていても良いから自分の答えを見つけてみる。それが読書の醍醐味だと思う。 短い中に言葉の意義、重要性がしっかりと描かれている素晴らしい作品だと感じた。 プロの方だったのですね。さすがです。勉強になります。

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