甚平

拝見いたしました。 目の不自由さを欠点ではなく特徴として捉え、心地よくまとめた掌編でした。 女性の反応が色々と想像させるところもよかったです。 アドバイスご希望の記載を拝見いたしましたので私見を追記いたします。 ●設定と描写の揺れ 花見が初めてなどの描写から、恐らく主人公は先天性と想像いたします。 そのうえで、ヒロインの台詞、行動、描写に不足を感じました。 ・2Pコロコロ変わる~ 同じ景色を見ているような錯覚、という表現は前半、また台詞からすると声の調子 によってと想像できます。ですが、同じ景色という表現は言葉の方が正しく感じます。 そのため、組み合わせは下記の1,2のいずれかであるべきが混ざって意味が揺れています。 1、同じ気持ちを共有→声の調子で気持ちが伝わる 2、同じ景色を共有→言葉の表現で伝わるようにしてくれている ・2P薄くて淡い桃色の優しげな花 この台詞からだと薄い、淡い桃色、優しげなが特徴ですが、桜は分からず桃色は伝わる という疑問、また薄いも人の特徴として奇妙なため、実質的に優しげだけが後の 主人公の台詞に繋がります。 そのため、優しげという一点だけで似ているとするならば、優しげという点だけを 花の特徴とは別に例えば「薄くて淡い桃色の……ええと、とても優しげな花なんだよ」 など、花の表現とは別に立てて記載する必要があるかと思います。 ・3P「私、目が合った人を石に変えてしまうの」 意図はわかるのですが、唐突であるという点、実際にはどうなのかわからないという点 があるため、3Pより前の時点で歩いているときの周囲の反応などで描写があれば、 より伝わりやすく話の完成度があがるかと感じました。 全体的に、設定や構成に対して描写や前振りに不足や違和感があり、 良く整っている分もったいなく感じました。 以上はあくまで個人の感想ですので、参考程度にお願いいたします。 それでは、長々と大変失礼いたしました。
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細かい所までしっかりとお読み頂いた上での素敵なアドバイスありがとうございます。自分では気づかなかった所が多かったのでとても参考になります。特に色のことはもう少し表現を考え、違う言葉でもイメージできるように変えようと思います。 アドバイスを元に、できるだけ違和感をなくし完成度を上げられるようにしたいと思います。 大変素敵なレビュー誠にありがとうございました。ご指摘感謝致します。 また、お時間のある時にでもよって頂けたら光栄です。
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