西 東

毎回、奇妙さを含む物語です。 ミステリーであるからには解答があるのですが、出て来る答えは二つ。 どちらも間違ってはいないし納得するのですけれど不思議なミステリーです。 真実として伝えるなら先野光介の堅実な答えが正しいのに、真相は三条愛美の探り当てた答えで、建前と本音の様に二つの解が存在している事が面白いです。 今作品では始まりから妙な光景があるのですが、ちょっと読み進めただけでシリーズを楽しんで来ただけに笑ってしまいました。架空のゲームとは言え、その設定に興味を持ちましたし。 ただし物語はフィクションでも、現実でも起こり得る仕事の内容には、より地道な努力が必要そうだと思わされます。 そしてより神経を使わないと、現実より厳しい条件や制約に苦しみそうで、実際に先野光介も苦戦している様子に進展あるのかなと不安にもなりました。 自分の中の矜持に忠実と思って良いのでしょうか、その誠実さで解決には至るものの、やはりどこかがズレている先野光介の微妙に締まらない活躍が楽しいです。
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レビュー、ありがとうございました。 今回はゲームの話ですが、実際にこういったネットゲームはまったくやったことがなく、耳学問で書きました。ですが、それほど乖離してないかと思います。 ただ、ゲームを題材にした小説は、めちゃくちゃたくさん書かれていますから似たような話はどこかにあるかもしれません。 ゲームをしたことがない、というせいか、今作はいつもより時間がかかりました。25000文字以上という分量もさることながら、小説として中盤の盛り上がりをどう構成するかというのに思案しました。今後、ネットゲームをするかといえば、たぶんやらないだろうとは思います。 現実の探偵がこんな依頼を受けているのではないか
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赤羽道夫さんへ 今晩は。 コメント有り難うございます。 ネットでのオンラインゲームは私も遊んだ事がありませんが、情景は想像しやすかったです。 実際にゲーム内でレアアイテムを得るのが難しいからと、過去には現実でお金のやり取りをして詐欺に遭った等の問題も有りましたから、今後は本当に増えて来そうな依頼です。 次も楽しみにしています。
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