外見にコンプレックスを抱えた久美子さんは、恋愛にも消極的。 でも、飲み会の帰りのアクシデントで、親切な青年に出会います。 青年の気配りや優しさに触れ、一生分の勇気を奮い起こした久美子の行動や 気持ちが生き生きとして、鮮やかでした。 青年が泣いて久美子を訪ねて来た時の、理由を話すシーンは、この物語の中でも 最高の表現で、引き込まれました。 芸術は採点することができません。お互いの才能になに対する嫉妬、怯えが綯い交ぜになって、 男性は実力行使で、性で相手を支配しようとし、屈辱を感じた女性がついに耐え切れなくなり、事件は起こります。 生々しい感情、渦巻く怒りや失望、そして後悔が伝わってくるシーンでした。 ラストも素敵でした。久美子さんが希望を掴みますようにヾ(≧▽≦)ノ
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マスカレード様、渾身のレビューをいただきまして、たいへんに、とても、ありがとうございました。恐縮しております。 実はこの物語は当初「既婚者合コン」というお題で、騙される宮本久美子のお話だったんです。だけど構想しているうちに、作者の私が宮本久美子に思い入れをしてしまい、いかん、この人は幸せにならなければ!と思い至りまして、必死に彼女が幸せになる道を考えてここまで来ました。 書き終わって思いましたのは、運命は自ら切り拓く、ということです。宮本久美子も、自分の運命の扉を自ら開けるのです。彼女は絶対に幸せになる。愛は勝つ。 ありがとうございました。 応援していただき、とても感謝しております。 宇南拝
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素敵なお話でした。 健気な久美子さんは、まさに宇南さんの 理想ですね。 どーんなに困難で 挫けそうでも…… あの歌詞にぴったりなラストで、 ほろりとしました
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