桜衣いちか

完読致しました。 冒頭から秋に咲く桜のシーンの頁をめくるまで、主人公はひたすら苦悩し、思い詰め、季節通りに咲かない桜にも自分を重ね合わせ、苦々しさが短い台詞にこめられて。 描写が秀麗なせいか、息苦しさを読者に伴わせながらも、それでも語りかける老人の言葉に、『今、息をしている。』でほっと一息つけました。 最初の頁の『日和』から、一切無駄の省かれた描写の中、主人公の成長と共に違った『日和』を提示された構成は、美木さまならではの優しさが詰まった素敵なお話の流れだと思いました。 素敵なお話をありがとうございました。
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咲桜さん、レビューを頂きましてありがとうございます! このお話には個人的にとても思い入れが深く、そのように言っていただけて、とても嬉しいです。 「今、息を~」の文には、色々な気持ちを込めました。 そこでほっとしていただけたこと、本当に良かったです! こちらこそ、このお話に素敵なご感想をたくさん、本当にありがとうございました。 励みにさせていただき、今後も頑張りたいと思います。ありがとうございました!
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