桜衣いちか

完読致しました。 まず目を引く、冒頭の一文。 この時点から背筋がぞくぞくさせられたにも関わらず、更に左右の座席の隣人による、緊張感の高まり。 自然に頁を捲る手が早くなり、閉塞空間である電車内にいるかの如く、息が詰まるような感覚を味わいながらも、ラストまで一気に読んでしまいました。 舞台はずっと電車の中だけというお話ですが、その中でもこれだけの緊張感を伴わせ、合間に挟まれた古き良き時代の話から、ラストへと繋がれた流れも、背筋をぞくぞくさせられたまま、何ら弛緩することなく読み切らせた、作者様の手腕に心からの拍手を。 とても面白く拝読させていただきました。 素敵なお話をありがとうございました。
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拙作に過分なおほめの言葉をありがとうございます。 素敵なレビューを書いていただき、とても嬉しいです。 後半が駆け足になってしまって、心残りな小話ですが、 今は昔の昭和をアピールしてみたい、、、と発想しました。 気に入っていただけたら、光栄です。
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