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月詩 -TSUKInoUTA-
栄妙子
2012/8/9 18:47
再度、初めから最終ページまで拝読いたしました。 太陽のように明るかった透子が七年の月日で、月のように儚い女性に変化していた事が印象的でした。 義父さんが蝉の羽化を見せて「蝉になりぃ。」というシーンが一番印象に残っています。 ずっと二人でいたい正木と、子供が欲しい透子のすれ違いが切なくて美しいと思いました。 また、トウコサンを待ち続ける政樹は、彼女が人妻だと知っているのか、知らずに待ち続けているのか、気になります。 この物語は、どんな結末になっても、必ず誰かが悲しむのではないかと思ってしまいます。 その儚さは、大人同士の恋であるからこそ、美しく味わい深く感じられると思います。
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栄妙子