神楽 佐官

 小説、読ませてもらいました。  冒頭にグロテスクな部分があるとのことですが、それ自体はいいと思います。  ただ、シアさんがレベルの高い方だと思うのであえて突っ込みますが、グロテスクさに目を奪われてか、残酷な表現の文章にところどころ穴があります。  たとえば2ページの「母のように胴を裁たれ、臓器物や幾本もの細い管を地にぶちまけた者もいれば」。  まず幾本もの細い管。これはたぶん血管でしょう。  調べてみましたが動脈の太さは0.4センチ。ひょっとしたら見えるかもしれません。しかし、文章的には『幾本もの細い管』という余計な言葉が、臓物をぶちまけてしまったという残酷な事実を伝えるのに、芸術的な意味で邪魔しているのではないか、と個人的には考えています。  あと「母のように胴を裁たれ」。  この「裁つ」というのは基本的に紙などを裁断するときに使う漢字です。文章の流れからすると、ここでこの漢字を使うのは間違っていると思います。あと句読点の打ち方。私なら「母のように(冒頭に先ほど無残な最期を遂げたと書くかも)、胴を裁たれて(私なら裁たれてのところを切り裂かれてと書くと思います)臓物をぶちまけた者をいれば」と書きます。  ただ句読点の問題は作者個人個人のセンスの問題で難しいんです……句読点についてはあんまり自信をもって言うことができないですね。  ……すいません。  この文章を書いている途中でプロフィール確認したんですが、これ、処女作ですか……。  とりあえず上の文章読んだら忘れてください。  アホが適当なこと書いとるわーと思って、最後まで書き上げちゃってください。  その方が絶対いいです!!  日常の文章が残虐な表現よりも1レベル上だったから、勘違いしました。文芸部のやつも読ませてもらったんですけど、こっちは文章に違和感ないんです……。  これは私の想像ですけど、シアさんは書き手としては恋愛が得意なタイプで、慣れないグロテスクな場面を書いたものだから『あれ?』と思っちゃったのかも。  とりあえずお詫びに切腹します。(グハッ)。    これからも執筆応援しています。 
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はたよーくの切腹を何故か思い出した( ̄▽ ̄) 事細かな助言レビューありがとうございます。 早速参考にさせてもらいます(^^ゞ とりあえず、余計な文章とかないか探してみますb 一度は完結を諦めてしまった小説ですが、途中放棄ほどもったいない物はない、とただいま執筆中です(笑) どうぞこれからもお付き合い願います。

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