なぎの みや

SFを語る日常と、揺るぐものと揺るがないもの
この二人の間には、一体何が存在するのでしょう。いつもそう思っていました。しかし物語を閉じた時、同様にいつもどうでも良くなってきます。 「同棲」という響きに、少なからずときめきを感じてしまった私。二人の会話は噛み合っているようで、微妙なズレを感じます。しかしそれは不快な物ではなく、人らしい、と言うより人であるからこそ生まれる、二人の間にのみ生まれる唯一無二の柔らかな歪み。 この物語の世界は特殊では無い。特殊であるとすれば、お互い近い匂いを感じあい、出会うべくして出会った二人から醸し出される、香ばしくも甘い関係。それはまさしく、フレンチトーストの様な軽くて深い、何時までも変わらないもの。 時はいずれ強制的に、雫と後輩を先輩後輩の間柄から解くでしょう。その時もきっと二人は、変わらない呼び方なのでしょうね。 でも願わくばその時には、「Maybe」では無く「Yes」と雫が言えるような関係に、一歩進めていたら良いなとお節介にも思ってしまいました。 何よりも。 またいおちゃんの作品にレビュー書ける日が来た事が嬉しいーーー゚ 。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。 ゚ 以上、レビューという名の感想でした(๑>ᴗ<๑)
1件

この投稿に対するコメントはありません