三石メガネ

皆、愛しい
いい意味で、どう表現していいのか分からない読後感でした。 いろんな感情が渦巻いて、それは一言では表現できるものではなくて、ただただ胸がざわめいたり、何かがこみ上げて来たりするのを感じました。 最近はエモいなんて言葉があるので、それが一番近い感覚表現でしょうか。 姉が好きだからこその行動にも思えるし、 けれども「誰も好きじゃなかった」のも真理に思えるし、 誰もが人間臭くて愛しくて、けれど絵にかいたようなハッピーエンドには遠くて……。 文章を勉強させていただこうと思って読んだのですが、それ以外でも学ぶべきところが多々ありました。 それでもやっぱり文章も好きです。 特にp31の『花が落ちるように呼んでしまったら、~』という表現が、なんだか泣きそうになりました。 素敵な作品をありがとうございました。
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ありがとうございます。エモい……いいですね。いろんなひとたちの感情だけを書くことを目指して、ただただ書いて20年経ちました。 こういう文章を書いていても、何かの賞がもらえることはありません。読みづらいので。人を選ぶので。でもそれでもいい。あなたに何かが伝わったなら、もう充分です。 読んでくれてありがとう。でもこういう風にしていたら、あなたのデビューが遅くなっちゃうよ。どうぞ先に到達してください。いつかついていきます。
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