圧倒的描写力
タイトルのアバズレという言葉にギョッとしますが、中身はかなりレベルの高い文学だと感じました。 むぎ子の内面を赤裸々につまびらかにしていく描写力は本当に見事です。 特に、「7、おあいそ」で、むぎ子がレジ打ちをしながら変化していくシーンは印象的でした。 終始、複雑な人間の心が鮮明に言語化されています。この話が太宰治や夏目漱石のラインに並んでいても違和感なく読めると思いました。 面白い作品をありがとうございます。 天野アンジェラ
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たいへんご丁寧なご感想をありがとうございます。わたくしめなどが文豪の仲間入りをさせて頂けるとはたいへん身に余る光栄です。書いた甲斐がありました。こちらこそありがとうございます。
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