まあお

新しい作家の誕生の瞬間に立ち会えた
素晴らしい傑作です。とても、この作者に初めて書かれた物語とは信じられない。私などが、この作品の美点を語ることさえ憚られるが、どうしても言わずにいられない長所があった。 登場人物(キャラクターではない、これは人物だ)も地の文も、非常に繊細で、低体温だ。この低温の恋愛模様に、私はすっかり低温火傷させられてしまった。この火傷あとは残るかもしれない。 そしてこの作品は、非常に理知的な眼差しによって描かれた物語である。この意味は是非、実際に読んでご確認いただきたい。 私は、この作家を推す。このひとの作品はいつか必ず、新しい感覚を持った監督の手によって映像化されると思う。今はただ、この才能に心からの拍手を送らせていただきたい。素晴らしい。 作家様へ。小説を書いてくれて、本当にありがとう。これからも書き続けてください、お願いします(まあお)。
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