魔法なきハイファンタジー
ファンタジーと言うと魔法だったり神秘的な事柄がメインになりやすいが、こちらは策略と火薬がメイン。 近年の皆が同じ考えで動く分かりやすい内容のファンタジーとは違い、全員が腹の中に各々の考えや信念が見える。それ故に話の重厚さ、目標への道程が分かりやすく、飽きさせなかった。 ミリタリー系はどうしても単純にアクションに専念したり、そのアクションという土台があってこその現場の直感的な悲鳴と歓喜や葛藤だったり、司令たちの指揮の話がメインだったりの話になりやすいテーマだが、こう言ったモノよりも最初から各々の心の葛藤をメインに据えた話はそう多くはない。 二点惜しいなと思うのは最初の方にキャラをまとめて出し過ぎて、かつイリヤとマリウス以外の個性や会話が短く、あまり目立っていなかったので整理に時間がかかったこと。これは自分も同じ過ちを過去にしていて改めて読んで、しくじった理由が分かった。 あと、もう少しそれぞれの部隊の特徴をもう少し多めに見たかった。もちろんメインではないのは分かるが、蔑ろにし過ぎている感じが否めない。

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