杉浦 亜紀

世界は痛みでいっぱい。
想像もできないほどの「痛み」への想いが詰まっています。 悼む以外に、何ができるでしょうか。悼むとは何でしょうか。 「覚えておく」、人の身での精一杯の答の一つに思いました。 こんなにも「理不尽」な痛みについては何も言えません。 ごく僅かな痛みしか味わったことのない自分が感じたことは、 痛かったことが誰か一人にでも伝わる、知ってもらえるのが、 それだけでも酷く幸いだったのですから、そこから更に、 覚えてもらう――誰かの魂に刻んでもらえることは、自分なら、 自分が生きた証になる気がします。個人の感想です。
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