紅屋楓

学生時代をもう一度
イケメンが苦手な女の子って、わりといるかもしれない。だって自分には眩しすぎるから。きっと平気な子は芸能人相手のような見方をしているのかもしれない。もちろん面食いってこともあるけれど。 ただ、平凡でイケメンが苦手というは、ある意味で等身大の女の子だなあと共感できる。 コンテストに出品するとのことで、下手に美男美女を持ってこないところがいい。しかも主人公には仲の良い友達も知らない「トラウマ」があるらしい……読者を惹き付ける要素もあり、その「トラウマ」も馴染み深く、奇をてらうことはない。 高校受験が終わったのに、もうテスト……そう嘆くのは現実でも皆んな一緒だと思う。高校生の頃は私も気落ちしたし。 だが、例のイケメン・秋山くんが赤点取ってみんなガッカリすれば良い。 そんなふうに毒を吐く主人公になんだかクスッと笑ってしまう。はては源氏物語の光源氏まで嫌ってしまうのだから『筋金入りのイケメン嫌い』だ。 そんな中、その秋山くんからまさかの告白! 彼の真意は? 好きにならないから、虫除けにいいってことかな? でもそれだったら単純すぎるかなあと予想する。 心が浄化されるような物語。ちょっと学生時代に戻ってみませんか? 補足として:p.12秋山くんの台詞「とにかく誰にも聞かれたく無い話しなんだ。」の「し」は不要ですよ〜!

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