紅屋楓

イベントよりレビューに参りました。
操天魔法とは?から読み始めた本作。 読んで字のごとく、天気を操るということでしたが。 しかしはじめに引っかかってしまったばかりに1章目のタイトル、ロベルトの台詞「……今日は操天日和だな。(中略)そう簡単にほいほい使えるモンじゃない」など。 『操天魔法』という言葉を読者が知っている前提で進められるのが辛かったです。 (※こちらが疎いだけで魔法ファンタジーの世界では頻出項目なら申しわけありません。一応、魔法学校の物語は原作・映画ともに制覇したのですが……) 少しでもどのようなものなのか触れておくととっつき易いかなぁと思います。 主人公が「操天日和だな」と早くも自己完結してしまいますが、具体的にどんなふうに? 晴れているから?悪天候を変えたい?風の描写からおおよその予測はできますが…… また「大魔法」って? 【大】は魔法の威力の大きさ?それとも効力が広範囲に渡るってこと?など。 冒頭から魔法の有識者らしきワードが飛び交っておりました。 操天術師にとっての「操天日和」がどんなものなのか分かれば、もっと読者も想像がしやすいかと思います。 いかに世界観に引き込めるか。些細なことですが、読者はその世界に初めましてなので、ファンタジーといえば特に私たちが暮らす世界とは異なることも多いかと。 個人的には、どうにも置いてけぼりになる感じが否めませんでした。(三人が歩き出してるのに、後ろで突っ立ってしまう……そんな感じです。) 爽やかな旅立ちと青春を思わせる展開や謎が数多くあるのは素敵です。 ☆やレビューでの評価も高いので、読者を楽しませることに、とても長けた書き手さんだと感じました。 なんだか辛口になってしまい、申しわけありません。
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レビューありがとうございます! 今まで見えなかった課題が見えて参りました。 読書が好きで魔法使い物もよく読んでいたので知っている前提で書いていました。 世界観が自己完結してしまうのは大きな課題ですね。 本当にありがとうございました!
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