紅屋楓

日常とは?
一見すると普遍的な問いだが、作中に登場する次の文言に深く頷く。 自分にとっての日常は、他人の非日常。 確かに生活のルーチンはそれぞれで異なる。 趣味やお金をかける対象も然り。 友人たちと話していて実感することもあるだろう。 麗鳳(れいほう)高校には、そんな『日常』に関する部活がある。 H 日々の状況を H 報告し H 発表する部活 『HHH』。 人間が送るべき『日常』とは何なのかを探求するのだという。 高校生にして実に哲学的な部活動だと思った。 まだ、ほんの序盤しか読めていないが、彼女たちが何故そのような部活に所属したのか気になるところ。 自分の日常が他人の非日常だと気づいたきっかけは?何かあるのだろうか。 冒頭から何か大きな事件が起こるわけではないが、じっくり読むことができる作品でした。
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作品へのコメント、ありがとうございました! 僕の文章力の無さから伝わりづらい所もある中、そこまで読みとって頂いて、嬉しい限りです!

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