ンバ(幽霊)

復讐が彼の存在意義
いじめの加害者はその事をすぐに忘れるが、被害者側はいつまでも覚えているという。 加害者側は軽い気持ちだ。被害者側が例え、地獄のような辛酸を味わっていても。 復讐とは何のためにあるんだろう。 正義のヒーローは正論を振りかざし、復讐はいけない事だ、こんな事をしても被害者は喜ばないなどとのたまうのだが……自分が当事者になった時、果たして同じセリフを臆面もなく言えるのだろうか。 過去の連続した先に現在があって、無辺際に広がる筈の未来が、過去に阻害されていたらどうだろう。復讐をしなければ、前に進めないという人がいたら、きっとこの作品の木下さんのような人なのではないか。 むろん、復讐という行為を正当化するつもりは断じてないのであるが、木下さんをどうしても憎みきれない気持ちが、物語を読み終えても、残り続けていた。 最後は記憶を失い、縛られていた過去から解き放たれたと言えるだろう。 あゆみは彼の影に怯えたまま暮らすのだろうか。そうすることが贖罪なのだろうか。 いつか記憶が戻った時、あゆみは木下さんに殺されるのだろうか。 何もわからなかった。 決して読後感のいい物語ではありません。 それでも、心に突き刺さる内容でありました。 (全然レビューになってなくて申し訳ないです)
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んばばん。こんばんは。 レビューありがとうございます。 イジメの問題は本当に難しいね。 もし、木下さんに寄り添ってくれる人がいたら、木下さんも復讐なんて考えなかったはず。 イジメに傷ついて悔しくて苦しくて、それでも誰も助けてくれない時、イジメた人を恨まずにいられない気持ちはわかる気がするけど…… 復讐を生きる目的にしている人に、正論が通じるだろうか。 悩んだ末、ラストは読者様に任せてしまいました💦 心に突き刺さる内容、そう言ってくれてすごく嬉しいです😊
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あねごこむばむわ。 何言いたいのか要領を得ない怪文書を送り付けちゃってすいません(;´д`) 木下さんは、目標に向かってちゃんと努力ができる人だっただけに、少しでも境遇が違えば……寄り添ってくれる人がいれば……って思っちゃいますね…… いじめの主犯格の命令で、否応無くいじめの加害者にさせられる人間の懺悔を、あゆみを通して垣間見られた気がします。 終わり方についてはいろんな意見があるかと思われますが、ワシもあれ以外の終わり方想像できなかったです。 ありがとうございました。
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