三石メガネ

傘たちの悲喜
最初は擬人化されているということもあって「可愛いお話だなぁ~」と思いながら読み進めたら……。 たしかに普段の私たちの彼らに対する扱いは、それほど丁寧なものとはいえないですよね。 特にやんちゃな少年ともなれば……。 自分で自分のことを『所詮はただのモノ』と言っているのが悲しかったです。 それまでに受けてきた仕打ちをありありと連想させる言葉でした。 『暗く花咲く』という表現も、美しくも暗澹とした雰囲気を表現していて心に残りました。 思いを果たしたとき、本当に彼は満足したのかな…… 出来ればまた生まれ変わって、あの彼女のような人生を歩んでほしい。 そう願わずにはいられない作品でした。
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メガネさんご感想ありがとうございます!! 感謝感激しすぎて喜びの涙が雨霰です……m( ;∀;)m 傘の盗難も含め、少ない一部の話ではあるんですが……かくいう私もそこまで丁寧だといえる自信がなかったり(;^_^A 傘側がモノと言いきる、軽く見られている感を汲み取って頂けて嬉しいです。 そして読んでくださった方に印象に残る言葉を書けて何よりでした( ;∀;) そう思って頂けることが本当にありがたいです……! 彼は果たした後そのむなしさに気付いたかもしれませんが、あの子と彼女に自分の理想とする人と傘の未来を見れたので、心に希望は持てたかなと思います。次世代へ繋ぐ心情とでもいいましょうか……。
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傘って特に盗まれやすい物ですよね……(私も盗られたことあります) こんな風に持ち主との絆があればなおさら、人間から軽く見られていることを自覚しているというのは悲しいし報われてほしいと思います。 作者様と読み手、それぞれが解釈やこの後の展開を好きに想像できるのもまた物語の面白いとこですね。 私は、このお話がカナタさんのおっしゃるような次へとつながる希望に満ちたエンドであってほしいと思います。 こちらこそ本当にありがとうございました!
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