みぐ

素晴らしい設定、物語に惹き込まれます
多少のネタバレ失礼します。 西暦2900年。人類は地球を脱出して地球外惑星の開発に着手していました。 しかし、火星での事故を受け、次のターゲットとして選ばれたのが、地球から40光年離れた『トラピスト-1d』。 その星に調査に降り立つクラウド、レイン、サンダーの3名。そして先住民族が残したと思われる10万年前の『図書館』と大量の書籍を発見します。どうして先住民族は消えてしまったのか? 書籍に書かれている内容とは? その内容を知った時、地球の委員会とある人物の裏切りに遭い、3人は 『トラピスト-1d』から地球への帰還の手段を喪失してしまいます。軌道上の仲間も、クラウド達の回収に奔走しますが、『トラピスト-1d』から離脱の為に尽力する彼らと、それをサポートする『最初のひとり』に待つ運命とは・・。 全体を構成するSFとしての素晴らしい設定、そしてページを読み進めるにつれて見えてくる疑問。また訪れる危機とそれを回避するアィデアとチームワーク、そして魔法?? 作者、『潜水艦7号』さんの描く、小説はいつも読者の心を捉え、物語の先を読者に考えさせ、想像もしない方向にでストーリーを展開させて行きます。 その結果、読者は素晴らしい感動や、納得を得られるのです。 そして、その物語を構成に必要な知識や文章力も秀悦で、この作者はどんな分野を描かせても一流のクリエーターだと思います。 是非とも本作お読み頂き、その感動を味わって頂ければと思います。 また、本作は『華星に捧ぐ』という作品の後日談となっておりますので、是非そちらもお読み頂くと、更に理解が深まりますのでお勧めです。
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みぐさん、コメントうますぎ! 時間がなくて、潜水艦7号さんに、レビューちょっと待っててといったものの。こんな素晴らしいレビューの後で、書けへんやんw
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