春野わか

ともかく可愛いくて面白くて癒されます♪
私は誰が遺したか忘れてしまいましたが、好きな言葉は「本当に凄いのは普通の言葉で非凡な事を語る事」です。 発展場というノンケにとって非日的な場を物凄く分かりやすく纏めていて、主人公を始めとした登場人物全てに親近感が持てます。 読んだ印象としては、性的なシーンはありますが、子供から大人まで楽しめる作品だと思いました。 世の中には色々な愛や性の形がある。 そんな当たり前の事を教えてくれます。 主人公の花子ちゃんと他の女装子さん達の会話の可愛ゆい事。 女性として「ねねね」と言って加わりたくなってしまいます。 発展場で繰り広げられる性は奔放で自由。 世間の倫理では「ふしだらな」と見てしまうのでしょうか? でも見方を変えれば、そこで関わる人達全てに繋がりや愛がありお互いを受け入れていく寛容さを感じます。 愛は教えられるものではなく感じるもの。 異性愛こそが正しく当たり前。というのが刷り込まれた性のあり方であるなら、それこそが宗教の影響であり歪んでいるのかも知れません。 羨ましいと感じてしまうのは同性同士だからこそ此処まで自由に愛し合えるという部分でしょうか。 実体験を元に描かれているという事なのですが、私もこんなに「イロイロ」経験したかったなあと思います。 始めに戻りますがLGBTの童話というのが読んでみたくなりました。 子供達の性に関する無邪気な質問にどう答えれば良いんだろうと考える親は多いと思います。 様々な生き方、性のあり方を知る事は大事な事です。 それを知らない人間は自身の生き方まで狭めてしまうと思います。 「普通の言葉で非凡な事を語る」そんな素敵な童話を読んでみたいです。
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