高美濃四間

闇と光、少女と英雄の出会いは、何をもたらすのか……
 読みごたえのある重厚なファンタジーでした。今後の戦いに期待大です。  特に、十一の国の王の紹介がとてもカッコ良く、強烈に興味を惹かれました。是非とも熱く儚い戦いを繰り広げて欲しいところ……  糸恩の序盤の辛い過去には、胸が痛くなりすっかり感情移入してしまいました。キャラの闇に触れると一気に引き込まれ、物語の深さが増しますね。  また、それがあったからこそ、平将門に自然と惹かれていく流れが微笑ましくて温かい気持ちになりました。  特に、P,29の『糸恩は彼のこの微笑みだけで、生きていけると思った。 例え目の前に希望が一つとしてなくても』という部分は好きです。  とはいえ、平将門以外のキャラの個性がまだ薄いかと思います。序盤でも緊迫した状況を取り入れるなどして、他のキャラにも花を持たせてはどうでしょう?  また、描写や説明が丁寧なのは良いのですが、一つの場面に対する文章量が多い気がします。少し削ってスピード感を意識してみてはいかがでしょうか?  ウェブ小説においてはスピード感が重視されると思いますので。  まだまだ序盤であり、これから花開く物語だと思います。是非ともご自身もヒートアップしながら、心揺さぶる作品に昇華されることを祈願しています。  この度は、相互レビューにお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
1件

この投稿に対するコメントはありません