楢川えりか

[「兎を見て〜」シリーズに出てくる作品について] 最初全然ミステリーにもハードボイルドにするつもりもないまま書き始めてしまったんですが、「兎を〜」内に引用されているまたは登場した作品はミステリー作品が多いです。クリスティの登場率が高くて、もう少し満遍なくと思うんですが。まあ才木が好きなんだ。 1話:観てるDVDは「オリエント急行の殺人」原作はアガサ・クリスティ。犯人に同情的な話。 2話:引用は宮沢賢治の「春と修羅」「小岩井農場」。 3話:ラズミーヒンはドストエフスキー「罪と罰」のキャラ。同作品から引用あり。 才木の飼っていた猫の名前は、Twitter企画でニコさんへの景品でニコになりました。 三条が言っていた悪霊ニコライはドストエフスキーの小説「悪霊」のキャラクターですが、実はそのオマージュと思われる笠井潔さんという方のフランスを舞台にしたミステリー(創元推理文庫「バイバイ、エンジェル」他)で、探偵矢吹駆のライバルが「悪霊ニコライ」といって、才木は笠井潔さんから取っているのではないかなと思います。ミステリー好きなので。 ちなみに私はこのシリーズが好きで高校時代に全然理解しないままドストエフスキーの「悪霊」を読みました…。 だいたいなにかをもじったりしたときは本文中に説明を入れることにしてますが、笠井潔さんは現代作家さんなのではっきり書くのは遠慮しました。ドストエフスキーならいいと思うんですけど。 考えてみると才木はちょっと、矢吹駆にも似ている気がしないでもないですね。 「尊敬しているのはポアロじゃなくてマープル」はネタバレになっちゃうんでポアロシリーズをお読みください。 4話:「飼い犬とダンスを踊る…」はレイモンド・チャンドラー「長いお別れ」のもじり 番外編:「人に知られぬ冬吾の葉桜の季節」:永井荷風 番外編「尾を振る冬吾の鏡は横にひび割れない」(更新は本編終了後):アガサ・クリスティ「鏡は横にひび割れて」のDVDを観ています。 5話:引用はアンデルセン「人魚のひいさま」、観劇したのはシェイクスピア「マクベス」、冬吾が観ているDVDは「ゴドーを待ちながら」。原作はサミュエル・ベケットの舞台。冬吾がベケットを観ているのは才木を待ちながらなので、「後藤が待ちながら」だなって…親父ギャグでしょうか…笑 6話はジェームズ・ボンドの時計が出てくるだけですね。
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はじめまして! 2日程前から、「兎を見て~」を読ませて頂いてます(⁎˃ᴗ˂⁎) とても読みやすく、ぐいぐい引き込まれて読ませて頂いています。 読み出した時は、あまりにも冬吾くんが才木さんに依存・執着する姿を見て「冬吾!推しすぎはダメ~」とひとり突っ込んでおりましたが、思いの外拗らせキャラの才木さんが冬吾くんの無償の惜しみない愛情でないとダメなんだ、と今日の更新で分かりました(笑) 早くくっつけ~٩(>ω<*)و とハッパかけてます! 各章の解説ありがとうございます! 中高生時代、ハヤカワミステリー文庫でのミス・マープルを愛読していた身として、才木さんがミス・マープルを好きだと
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コメントありがとうございます😊 2日で最新話までいらっしゃったとは…ありがとうございます! そう、才木も根はいいやつで優しいのは間違いないんですが、結構手がかかるキャラなんです。笑 大人は色々あります… まあ、冬吾も結構手がかかるけど。 才木がポワロよりマープルなのは、彼には「カーテン」は受け入れられないんだと思います…。キャラ的には、ミスマープルみたいな立場になれそうなのは、私の話だと「雨が降ったら仕事をやすんで」の課長かな〜 私も結構クリスティは読みました!ドラマも色々観ましたよー でも一番好きなのは「春にして君を離れ」ですね。「終わりなき夜に生れつく」とか、ちょっとダークめなのが好きです

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