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Counter Earth ~地球からの使者~
まっきー劇場
2019/7/15 22:34
hideTさんの傑作がまたひとつ
「Counter Earth ~地球からの使者~(C.E)」楽しませて頂きました。僕はちょびちょび読むタイプなので、完結からレビューが今になってしまい申し訳ないです。特に3時間前からは何だか読むのがもったいなく、少しずつ読んでしまいました。 今回の「C.E」はhideさんのデビュー作「Jail Breaker(J.B)」を彷彿させるhideさん節、絶好調の傑作でした。これまでのhideさんの作品に比べてコンパクトにまとまっていたのがまた新鮮でした。 まずサブタイトルがカウント・ダウンとなっているのは素晴らしいです。これは読者にあとこの時間しかないんだよ、と印象付ける効果を生み、緊張感を高めてくれる。そして登場人物がキャラの被らない少人数なのも分かりやすくて良かった。雪乃、彼女はhideさん作品には欠かせないキャラであり、物語の調和を保つ役割を見事に担っていた。そしてガイ。彼の放つ一語一句が読者からしても興味をそそるものであり、また安心感を与える。そして主人公の一平。この主人公の不安定さと頼りなさに読者は同化する。この物語で一番身近な存在だからである。この3人の絶妙なバランスがC.Eの最大の魅力となり噛み合って、強大な悪へ立ち向かうパワーとなり、読者は最初からカウントダウンと共に巻き込まれて行く。 ラストもまたhideさんの人間性が反映された王道とも言えるものでしたが、これをオマケで「BAD ENDING Ver.」を付けてやっても面白いと思います。読者はそのどちらがいいかを選べるわけです。そのように弄れる面白さと可能性を秘めた傑作だと思います。前作の「Saki」が重い話だっただけに、今回の「C.E」はテンポの良い痛快な作品に仕上げてきたのには「上手い!」と一人で唸ってしまう夜でした。お疲れ様でした。また楽しませて下さいね!
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環 旅斗
2019/7/15 23:10
まっきーさん、素晴らしレビューありがとうございます。 感激です(゚ノД`゚)゚。 数々の名作を描いているまっきーさんに、傑作だなんて言っていただけると恐縮してしまいます。 主人公の一平を頼りなくしたので、他の二人の強さを際立たせたのですが、そのバランスを評価していただいて、すごく心強く、嬉しく思い、そしてホッとすることができました。 バランスと言えば、まっきーさんの「LILICA」シリーズの、ここぞという時の疾走感、そしてちょっとしたコメディタッチの会話を盛り込むところなど、本当に絶妙だと思います。アクションシーンの切れ味も鋭いし、あのメリハリ、ストーリーテリング、本当に、のめり込んでしま
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