小松菜 雅楽

この負の連鎖を、貴方は断ち切れるだろうか。
悲しくて、辛くて、人生が耐えられない人間がこの世には大勢いる。 そんな人を見て、貴方は何と声をかけるだろうか。 「生きていればきっといいことがあるよ。」 「貴方の辛い気持ち。痛いほど分かるよ。」 「いつまでも泣いていないで。前を向こうよ。」 貴方がどれだけ心を痛めて、優しい言葉をかけようと、絶望の淵に立つ相手に届くことはない。 大切な物を失った悲しみは、同じ位大切な物を失った物にしか分かり得ない。 だが、その悲しみはあまりに強大のため、一度味わうと押し潰されて他人は見えなくなってしまう。 故に分かち合うこともせず、独りでに大きくなり続け、やがて爆発する。 これを読んだ、そこの貴方。 もし貴方が、深く大きな悲しみに囚われてしまっても、 暗闇に支配されることなく、同じ位悲しみを負った者の安らぎの光になってくれることを、 私は強く願っています。
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人は辛い立場にある人に対して、必ず優しい言葉をかける。中には励まそうとする人もいるだろう。けど、そのような言葉で、大切な物を失った悲しみが癒されることはない……。 その気持ちは激しく揺れ動きながら、い
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