深いテーマ性をも感じる作品でした
日本土着の妖怪が、西洋の道具が増え続ける問題に頭を悩ませる。現代社会の移民問題とも通じるテーマです。深刻に取り上げるのではなく、噺家を思わせる語り口でリズムよく語られるのが軽妙でユーモラス。それでも、次々に新しい道具に取って代わられる世の中で、唐傘の危機感は切実です。文明開化の時代、押し寄せる荒波の中で、どう生きていくのか。彼らの珍道中を楽しませながら、深いテーマ性をも感じる作品でした。
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書き出しレビュー、ありがとうございます。 恐縮ですm(_ _)m☆

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