キャラの土台がしっかりしています
父に母親と祖母を殺され、自らも命を狙われた碧斗。壮絶な過去を背負った主人公です。あまりに現実離れした目の前の出来事から逃避するために、ハンバーガーのことを思い浮かべるのはリアリティがあります。大人になった碧斗が、久遠とバーで交わす小粋な会話が、彼の成長を感じさせます。しかも、その先が思いもよらない展開です。キャラの土台がしっかりしています。そして、端正で品格があり、読みやすい文章でした。
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