この物語がどこへ行くのか見届けたくなるオープニングでした。
研究施設から異形の生き物が逃げ出す冒頭シーン。その顛末を記した黒塗りの報告書がリアリティを増します。同時にナニカは外宇宙生命体であると読者に判明します。そして、殺意があふれ出る物騒な主人公が登場。その前の場面の客観描写で写実的な表現から、鷹史の内面描写に切り替わります。一転する演出が見事です。さらに、彼を救った人物、安曇との対面。この物語がどこへ行くのか見届けたくなるオープニングでした。
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