読み手は山本に共感して、今後、彼はどうなるのか気になる導入部でした。
持病に苦しむ山本。長い間、彼の内面を蝕んできたのは病だけではなく、周囲の無理解でもある。彼が心理カウンセラーの下田に訴える自らの症状は、読者に対しても丁寧な説明になっています。同時に、山本の半生や仕事の紹介にもなっているのは見事。それだけ細かく説明したのに、部長先生との対面になったら雑に扱われるのは悲しいです。読み手は山本に共感して、今後、彼はどうなるのか気になる導入部でした。
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作者が気づかなかった細部まで、感じていただけた感性に驚いております。とても嬉しく思います・・ご覧いただいて、ありがとうございました。

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