純愛ストーリーの良質な短編でした
医者に好意を寄せる女性患者。医者もまた憎からず思っている。一ヶ所に定住すると、不老がバレるから引っ越しをくり返すのは納得感があります。吸血行為を目撃したヒロインが「私の血じゃダメなんですか」と訴えるのは名場面です。愛ゆえの献身。吸血鬼としての性。「自分の気持ちに嘘をついてはいけない」の言葉が読み手の胸に刺さります。純愛ストーリーの良質な短編でした。

この投稿に対するコメントはありません