小原ききょう

「時々、僕は透明になる」より鈴木くんと妹のナミとのリビングでの会話
妹のナミ「ねえ、ねえ、兄貴、このイラストを見てよ」 鈴木くん「おお、この絵、まさしくナミだよな」 妹のナミ「うんうん」嬉しそうなナミ 鈴木くん「ずいぶんと嬉しそうだな・・」 妹のナミ「だってさ、元々、私は可愛さにだけは自信があるというか、むしろ、それだけしか取り柄がないんだよ。そんな私の雰囲気をここまで掴んでくれて描いてくれる人なんて中々いないよ」 鈴木くん「おい、今すごく何気に自慢したよな? それに、作中でナミの顔にそんなに触れていたか?」 妹のナミ「・・だからさ。こんな機会でもないと、なかなか容姿のことを言えないじゃん。私の本当の姿をアピールする機会を与えてくれた津山さんに感謝だよ」 鈴木くん「そうかそうか」二度返事をする鈴木くん。 そして、 鈴木くん「・・それにしても、ナミのポーズ。このイラスト通り、いつも一緒だな」 妹のナミ「いつも一緒って?」 鈴木くん「今のように、ダレッとして、ポテチを食っているところだよ」 妹のナミ「そういう兄貴だって、いつも一緒じゃん」 鈴木くん「そうかぁ? いったいどこか一緒なんだよ」 妹のナミ「こんな可愛い妹を前に、毎日、自分の恋愛ごとばっかり考えているじゃん」 鈴木くん「だって、そりゃ・・色々あるんだよ」 妹のナミ 「たまには、自分の恋の事は置いといて、可愛い妹を、どっかに連れってってよ!」 本当は、かまって欲しかった妹のナミ。 いつもポテチを食べていたのは、兄からの誘いの待機モードだった・・
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