けいたん

変わりゆく青春の狭間に、大人になる階段が潜んでいる。
こんにちは(=^ェ^=)けいたんです。 未知春生さまの作品のファンですので……感想を書かせていただきます。 未知様の作品からは、青春の揺らぎを感じます。今現在、青春ど真ん中にいらっしゃる読者様にとっては、登場人物たちが、友人達との関係の違和感を思うシーンなど……そういった日々の気づきは少しばかりの痛みを伴うはず。 青春を少し過ぎたワタシにとっては、変ろう、大人になろうともがく若者たちの姿は、誰しもが通過する儀礼のように思えるのです。 大人になる瞬間っていつなのでしょうか。 ワタシは、周囲の大人に対して批判的な目を向けられるようになったら、もう、子どもには戻れないのだと思っています。 でも、だからといって親の庇護から逃れられない、この時期が辛い。 未知様の書かれる登場人物達は、極端な争いを好みません。 激しく言い争ったり、殴り合いをするような、非現実的な行動は起こさない。 小説として、物語をデフォルメするために比喩的な表現として、暴力的なシーンを入れたりする事は多いと思います。そうすることで、『この物語はフィクションなんです』と身をかわすことができる。話の展開としても面白くなる。 しかし。 未知様は、どこまでもリアルにこだわられます。 ですから、ワタシたち読者も、未知様の書かれるリアルな物語の一人の登場人物となり、感情をざわめかせながら『物語を生きる』のです。 ワタシは、小説との一体感こそが読む醍醐味だと思っておりまして……だから未知様の、己の身を削るようにして表現しようとしているのではないかと伝わってくる、苦しい思いすら美麗な景色に転換するコトバが、我が身に染み渡る瞬間がたまらなく好きなのです。 この先の物語は、読者がそれぞれ創造しはじめているはず。 それぞれの、結末が幸せであって欲しい。作者様の思いは確実に読者に伝わっています。 素晴らしい物語をありがとうございました。
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けいたん様、こんにちわ。 この度は素敵なレビューをいただき、どうもありがとうございました。 昨日一日、伊勢行きの準備と誤字脱字修正に追われていまして、お礼が遅れてしまい申し訳ありません。 レビューを読ませていただき、ようやく書き上げた気持ちになりました。 執筆のさ中にいる時は、もうしっちゃかめっちゃかなのです。とにかく心のうちにあるものを書き殴っています。 読者様の反応を見て初めて、ああ自分はこういうものを書いたのだ、と解るのです。まさに鏡です。 自分で自分の顔を見ることはできません。自分が描きたかったものが正確に表現できているのかどうかということも、全て読者様の反応によって知るしかないの
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