互いに慕い合う美しい物語です。
昨今の異常気象で、日本はまるで別天地へ連れて行かれたような暑さが続いています。そのなかで耐えて、耐えて、耐え抜いて、主人公は愛猫を慈しみます。 主人公は、猫の内心を先読みし、さまざまに格闘しますが、それは愛情のあらわれであり、信頼の証でもあります。 二人(一匹と一人)の間には絆があり、互いに敬愛し、主人公はその生活、関係のために、また灼熱のなかへ―― スーツ(戦闘服)に身をつつんで、いざ参らん! 家で待ってくれている、あの子のために。 相思相愛の美しい物語です。 暑さと肉球のひんやりの対比が絶妙で、心地よさが伝わってきました。 素敵なお話をありがとうございました。

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