お互いを理解している者同士の会話の組手のようで、美しさがある。
まず意味深なタイトルに興味を引かれます。自分の心に溜まった黒い感情を言葉と共に単語帳に書き捨てている主人公。いわば、悪意を“デトックス”しています。主人公と鴎野先輩のやりとりは、お互いを理解している者同士の会話の組手のようで、美しさがある。「このまま夏休みは終わらずに、世界だけ終わってしまえばいいのに。」は実感のこもった願いです。タイトルは先輩である「鴎野」ジョナサンには追いつかないという意味にも取れました。
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