河内はろん

目が覚めるまで
眠っている恋人を前に、10年間を振り返る主人公。 目が覚めないかも知れない。覚めても、反応できないかもしれない。 待たないでと言われたけれど、ずっと待つと誓い、目を開けない恋人のそばに寄り添う。 その先の未来。 主人公は、一生寄り添い続けるでしょうか。 いつかは疲れ果て、諦めてしまうでしょうか。 愛の証から、愛という建前の鎖になりはしないでしょうか。 それでも……。鎖であろうと。愚かであろうと この主人公はきっと一生寄り添うのだろうなあと、思いました。 そこに恋人がいる限り。 愛を誓うのだろうなあと。 とても感慨深く読ませていただきました。 ありがとうございます!

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