何とも楽しいお金談義が交わされます
福沢諭吉に宛てた手紙から始まる本作。とはいえ、ここで取り上げられているのは、明治の人物ではなく、一万円札の肖像。ところが、諭吉から返信が来るのが面白い。お金の社会に嘆く女性と、諭吉の間の往復書簡が紹介されます。やがて、野口英世や、樋口一葉まで参加してきて、何とも楽しいお金談義が交わされます。新札の発表からタイムリーに描かれた作品でした。

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