人から聞いた話ではありますが
 図画の授業中、日本の学校で「人を描きましょう」とお題が出されたら、皆一様に五体が揃った姿を描き、揃っていない子がいると、先生が「あら、どうして手を描かないの?」とか、「足がないね。おかしいね」と注意して、皆と同じ描き方をさせる。  けれど、例えばフィンランドなどで子供たちに同じお題を出すと、顔を描く子、手だけ描く子、肩だけ描く子などなど、皆ばらばらで、それで先生はといえば、「あら、おもしろい顔が描けたね」とか、「これは、お父さんの肩かな? 頼もしそうね」等々、それぞれをほめてくれるそうです。  一ノ瀬さんの悩みのうちの何割かは、この国にいるせいじゃないかな……と思います。すべてがすべて、一ノ瀬さんのせいではない気がします。  自分で旅行できるようになったら、他の国を回ってみるといいかもしれません。
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