大きな期待を抱かせてくれました。
リーダビリティが優れていました。久留美が四苦八苦してパソコンを持たせてもらう場面で、彼女の家庭環境が表現されています。だから、後にお嬢様が多い聖女学園をめざす決意に、読者は不安を覚えるでしょう。冒頭では、無惨な裏切り劇が提示されています。ヒロインの悲劇が暗示され、より感情移入しやすい。劇中の『桜の下で』はストーリーの要約だけで面白く感じます。今後、著者の「帆波」と久瑠美がどんな関係になるのか。大きな期待を抱かせてくれました。

この投稿に対するコメントはありません