読了後にさまざまなことを考えさせられる作品でした。
自分が自分であるために必要なものは何か。その問いかけに、多くの読者が共感するでしょう。主人公は気が付くと”熊”になっていた。しかも周囲には同じ”熊”がいて、謎の声に”光の欠片”を集めるよう言われる。童話的な美しさを感じる場面です。主人公が移動し続けるため、場面が次々と転換していきます。その変化が、ストーリーに心地よいテンポを生んでいました。行き着いた先で彼が目にしたものとは……。読了後にさまざまなことを考えさせられる作品でした。

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