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雨煙
書き出しレビュー(エブリスタ編集部)
2019/8/30 16:51
象徴的なラストシーンでした。
文章が非常に達者に編まれています。故国を離れたけれど、捨てたわけではない。そんな主人公の複雑な心境が、繊細に描かれていました。その背景として、近未来の日本の社会情勢がリアルに構築されています。日本語学校の講師と生徒。冒頭では雨に濡れたままで過ごしていた生徒が、ラストでは主人公の傘の下に入る。2人の心の距離が縮まり、異国で肩を寄り添って生きている象徴的なシーンでした。
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