ポラード

禁断のエロチシズム!
少年はいつかは男になる日が来る。 時折、道を間違えてしまう少年もいる。 間違えた道を後戻りせず、突っ走り、蓄積された欲望を一気に解放した時に少年が感じた物は……。 歪んてしまった想いの暴走の全てを、水槽の金魚は見ていた。 ただ何も語ることなく……。 少年は水槽の中の金魚に全てを見たのかもしれない。 ラストの遣る瀬なさが、心の奥を鋭く抉る。 思春期の断片をさり気無く描きながら展開していく、歪んでしまった濃厚で緻密なエロチックな描写に釘づけになる。 それでは、禁断の扉を開ける準備は出来たかな。 覗いてみないか。 禁忌に満ち溢れた情景を。 水槽の中で金魚がお待ちかねだ。
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仕事が速い!! いつも拙著を読んで下さり、本当にありがとうございます。 怠惰な性格故に、私の方からあまり返すことできず、やるせなさで一杯です… 強すぎる嫉妬心は全ての事実を歪ませ、崩壊へと導いてしまいます。 蘭ものどかも、思春期の行き過ぎた情愛、葛藤に惑わされなければ、もしかしたら別の形で結ばれたのかもしれません。 例えそれがタブーであったとしても、 それを乗り越える絆があれば、二人は毅然と泳ぐ金魚になれたかもしれません。 愛の形は決して一つなんかじゃない。 どんな歪な形であれ、存在を認められる世界になることを願うばかりです。
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