Noname

圧巻の出来栄え
漫画家さんであり、これまで小説をあまり読んだことがないとのことですが、圧巻の出来栄えです。 「人の脆さ・儚さ」というものを、想像しやすい、透明感のある、美しい文章で描いています。誰しもが、加害者側・被害者側の気持ちに共感できるのではないでしょうか。また、現代をモチーフにしている一方で、最後の最後にファンタジー要素を持ってくるという、意外な結末も素晴らしいです。 純文学的なヒューマンドラマが好きな方にも、現代ファンタジーが好きな方にも、ジャンル隔てなく、秀逸なオチが好きな方にも、オススメの作品です。
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