テンポよく、サクサク読み進められる
イベントより参りました。44ページまで読ませて頂きましたので、レビューさせて頂きます。 まず、会話のテンポがとても良かったですね。文句を言いつつも心優しい夷藤くんと、天然な宇宙人山田さんの掛け合いはユーモアがあって思わず頬が緩みました。14ページの「前、調査員が日本に来た時は、……」のあたりは、ノリの良い台詞の中にもきちんと山田さんが宇宙人であることを匂わせるようになっていてとてもいいと思います。 ここからは気になったことなのですが、情景描写が少ないと感じました。読んだ部分までですと、物語は夷藤くんの一人称モノローグ視点で進んでいくようですが、情景描写が殆どないので味気無さを感じてしまいます。 例えばですが(大変失礼ながら)3ページ目、勝手に改稿させて頂きますと、 *改稿文* 「お話だけでも聞いて下さい…」  彼女は丸い瞳でじっと俺を見つめてくる。その眼は心なしか潤んでいるように見えた。  うう……、そんな潤んだ瞳で見ないでくれ。何か俺が悪いみたいじゃないか。 「いや、俺、バス待ってるんで」  俺は苦し紛れの断りを申し入れる。けれど、彼女は諦めなかった。 「じゃあ、バスが来るまでの間はお時間あるんですよね!」  そう言って、その顔に邪気のない笑顔を咲かせて俺にずいっと身体を寄せる。その姿に、俺は心の中で自分自身を罵倒せざるを得ない。  ああ~もう、俺の馬/鹿!この正直者!!  とは言え、今さら引き返せないだろう。俺は仕方なく一度だけ頷いた。すると満面の笑みを浮かべるその子。   「わぁ~嬉しいです!ありがとうございます」 「……あ、うん」  うっわ。超良い笑顔された。これはもう本当に後には引けない感じだな。  俺はとうとう諦めて、バスが来るまでと約束を交わし、彼女の話しを聞く事にした。 ** という感じで情景描写を少し差し込んで見ると、読者にその光景が伝わりやすくなるかと思います。(これはあくまでほんの一例です) では、今回のレビューはこの変で。イベントにご参加頂き、誠にありがとうございました(^^ もしまた機会ありましたら、是非ともよろしくお願いします。 ゆな
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的確な改稿文までありがとうございます! テンポ良く読んでもらうにはどうしたら良いのかな?と、思い会話を中心にしてみたんですが、背景描写が確かに少な過ぎますよね。 今から少しずつ加えていこうと思います! こちらこそありがとうございました^ ^ また機会がありましたらお願いすると思いますので、こちらこそ宜しくお願い致します。
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